【専門家監修】ご飯は食べない、おやつは食べる!理由と対策

食事2022年6月2日by 大谷幸代さん

「うちの子は少食だな」と思っていたら、おやつだけは勢いよく食べたり、もっと欲しいと催促をされたりと、愛犬の食事量や好みに悩まされることはありませんか?

単なるわがまま?それとも食事を切り替えるべき?悩んだ挙句、おやつ禁止という厳しいルールを作ってみたという方もいるでしょう。この記事では、ペット食育士の大谷幸代さん監修のもと、食事とおやつのバランスについて解説していきます。

公開日:2019年6月17日

更新日:2022年6月2日

なぜ、ご飯を食べない日でもおやつは食べる?

甘い味もフルーティな香りもついていない犬用のおやつ。同じ原材料でできたドッグフードは食べないのに、なぜおやつは喜んで食べるのか疑問に思うことはありませんか?

 犬がおやつを喜ぶ理由は天候や食感、風味、体調や運動量など様々です。おやつそのものというよりも、付随する家族とのコミュニケ―ションから、テンションがあがっていることも多くあります。ワンコにとっておやつをもらうことは、単なる栄養補給ではなく家族との楽しいコミュニケーションなのです。

お散歩後や家族の帰宅直後など、「もっと遊びたい!」「もっと構って欲しい!」と気分が高揚している時にもらうおやつは一層美味しく感じます。 その上、おやつは一口で完食できるわずかな分量ずつもらうため、余計に「もっとおやつが欲しい!」と感じ、催促につながるのです。

「おやつが好きだから」「おやつならたくさん食べてくれるから」と家族が勘違いして与えすぎてしまうと、本来のコミュニケーションの意味を失い、強い風味の食べ物への慣れが強化されてしまい、ますますご飯を食べなくなってしまうので注意しましょう。 

「おやつ」と「食事」の境目をなくそう!

おやつで不足しがちな栄養素を補充 しよう

ご飯をしっかり食べて欲しいからおやつは控えたいと考え続けていると、与えることに罪悪感が募りはじめてくるものですが、おやつは毎日の暮らしにメリハリをつけ、コミュニケーションをよりよいものにするために重要なアイテムです。私達にとっての食後のスイーツであり、友人とのカフェタイムであり、楽しい趣味の時間です。毎日の暮らしにほんの少し特別感が加わると、パッと明るい気持ちになるのは、ワンコも私たちも同じです。

原材料や給与量をしっかり確認し、添加物など不要な原材料の配合が無く、栄養補給の役割を果たしてくれるおやつを選べば食事で不足しがちな栄養素の補充にもってこいの優秀なアイテムとなります。積極的に毎日の暮らしに取り入れていきましょう。

豚肺ジャーキーを前ににんまり🥰のモイちゃん(@moimoi0319)

オヤツを選ぶときは、以下の3点がワンコに合っているかを、確認しましょう。

1.原材料

肉や魚など、犬の必須栄養素である動物性タンパク質が理想的です。ダイエット中やシニア、子犬でカロリーを控えたい場合は、野菜や果物などもオススメです。

肉や魚はワンコの健康維持に欠かせない重要な栄養素です。この栄養素が不足すると、皮膚や被毛の状態が悪くなるだけでなく、内臓機能の不調や気力の低下も起こりうります。

少食や偏食気味で、1日の推奨カロリー分のご飯を完食できないワンコは、肉や魚から作られたおやつで必須栄養素である動物性タンパク質を補い、摂取栄養素のバランスを整え、栄養不足の解消を目指しましょう。

2.体質

おやつにも犬のアレルゲンとなる原材料が含まれています。ジャーキーやクッキーに含まれるトウモロコシや大豆で、フードと同様にアレルギーが起こることもあります。 おやつは食事で不足している栄養素を補うための補助食のため、添加物や着色料はもちろんのこと、トウモロコシなどで量を増やす必要もありません。

オススメのおやつは素材がそのままで、余計な原材料が添加されていないシンプルなおやつです。素材そのままだからこその風味がワンコには何よりの美味しさです。  

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3.体形

おやつにももちろんカロリーがあります。肥満は健康に大敵ですから、与えすぎには注意しましょう。1日に摂取すべき総カロリー量を食事とおやつに振り分け、おやつは食事の10%程度に留めましょう。

ガリガリ食べれる豚耳ジャーキー(@moimoi0319)

犬の接種カロリー必要量の目安(kcal/日、参考値)

愛犬の運動量や年齢に合わせたカロリー必要量は、レオ&レアのマイカルテ(無料)を作成すると算出できます。

例えば、3歳のポメプー、モイちゃん(@moimoi0319)の場合

算出されたカロリーは、1日に必要な摂取カロリーの90%です。(マイカルテ作成時に、「おやつをあげる」にチェックを入れています。)

つまり、1日あたりの犬のカロリー必要量(kcal/日、参考値)は、

218kcal ÷ 0.9 = 242kcal

おやつ分にあたる10%は、

242kcal ×0.1=24kcal

1日あたり、24kcal分のオヤツがあげられる計算です。小型犬は人間に比べて身体は何倍も小さな身体、犬にとってのおやつの量は、これくらいで十分なんですね。

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トッピング、つまみ食いもカロリーに含まれる!

おやつに限らず、トッピングや飼い主さんのご飯のつまみ食いだって、摂取しているものの一つ。犬が1日の中で何をどれくらい食べているのか、全て洗い出すことが大切です。人間の食べ物は、カロリーが高いので注意が必要です。

ヨーグルト:スプーン3杯 23kcal

チーズ:1P(18g) 82kcal

ワンコたちは人間に比べて、小さな身体。キラキラとした瞳で見つめられると、ついあげたくなってしまうものですが、心を鬼にしてグッとこらえましょう。1日分のおやつを小分け容器に移し入れ、食べきり次第終了と家族でルールを決めておきましょう。 毎日の積み重ねが、愛犬の長生き、健康につながります。

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「逆しつけ」の意味も!?犬からのおやつの催促

催促すると家族が急いでおやつを用意してくれる、笑顔で差し出してくれる。生活の中でのこの流れは、ワンコによって家族がしつけられている典型的な構図です。ワンコは、いつでもどこでも自分が指示を出すことで、家族の行動をコントロールできると解釈してしまいます。優越感がある上に、美味しいおやつをもらうことも出来るので、満足感も抜群です。このやり取りを何度も繰り返していると、当然ワンコのお腹はおやつでいっぱいになり、食事をする意欲がわきません。

逆に、決まった時間に同じ場所に用意されるご飯は家族が主導してワンコに食事を促す構図です。ワンコがご飯を食べてくれないから、せめておやつでもと思い家族が取っている改善策は、実はワンコの我儘を助長する結果を招いていることを認識し、催促に負けている場合は見直していきましょう。

おやつばかりねだる時の対処法

おやつと聞くと、ジャーキーやクッキー、チューブ状の大好物を思い浮かべる方が多いでしょう。おやつの人気や売上を押し上げるためには、ワンコがいかに喜んでくれるかが大切なポイントです。添加物や塩分などで嗜好性を高めている製品もあります。

おやつをコミュニケーションや栄養補給という役割で捉えてみると、必ずしも嗜好性の高い、食感の柔らかい製品である必要はありません。食事として食べているフードでも、おやつとして家族が帰宅した直後や散歩から帰宅した時のご褒美に与えると、同じ様にワンコは喜んでくれます。

豚耳や乾燥肉など、固いオヤツはワンコの顎を刺激して丈夫にする上に、唾液の分泌を促進してくれるので、唾液による本来の歯磨き効果も期待できます。

ワンコも私達同様、気分や体調、季節によって食欲が変動します。いつでも元気よく、毎日の食事を完食できるとは限りません。

ワンコの食が進まない日や食べ残しが気になる日は、そばで見守ったり声をかけ続けたり、心配で不安な表情を見せるのではなく、気分を切り替え、鹿肉、豚肺や豚耳など動物性タンパク質豊富なおやつでの代用することもオススメです。

正しいおやつの与え方や選び方を知っておけば、ワンコともっと仲良くなれる、ワンコの食事のお悩みが少しだけでも解消できると考えてみてください。

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記事執筆&監修:
大谷幸代さんドッグトレーナー

大学在学中にイギリスへの短期留学を経験し犬とのライフスタイルを学びペットビジネスの世界へ。20年以上にわたり生体販売、トリマー、トレーナー、店舗開発、成田空港内ペットホテル開業にと従事。現在は3匹の保護犬と1匹の保護猫をパートナーにペット用品の開発、コラム執筆、専門学校講師として活動中。

WANTIMES は、愛犬の健康を第一に考えた 国産ドッグフードブランド「レオ&レア」が お送りしています。

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