犬にだって肥満問題はつきもの。その原因はお菓子のあげすぎ? 運動?と考えてしまいますが、ある研究によると”精神的なストレス”がの可能性があることが分かったそう。
今回はそんな興味深い調査結果をご紹介します。
肥満に悩む犬は精神的なストレスを抱えている
ペットの食事の行動について研究するフランクリン・マクミラン獣医師によると、犬の肥満の原因は、食事の量や運動量だけでなく、ストレスも関連しているそう。
犬たちの肥満の原因となるストレスは様々で、退屈、飼い主と離れ離れになっていることによる不安など。そんなストレスから食べ物に執着したり、食べる量が多くなっている可能性があるといいます。
食事量の制限は食べたい!という気持ちを増幅させてしまう
イザベル・ルーノらによる研究では、1,000人以上の飼い主に犬の感情と食べる様子に関係性があると感じるか、いつもご飯はどのようにあげているかなどを調査しました。
すると、フランクリン・マクミラン獣医師と同じく、精神的なストレスは、犬の肥満に関して重要な要素の可能性があるという結果に。また、肥満な犬に食事量の制限をすると、そのストレスで食欲を増幅してしまうかもしれないことも分かりました。食事を減らしたら、ストレスを感じてさらに太ってしまう可能性があるなんて。。犬にとってのダイエットは、人間に精神的な部分も、近いようですね(笑)
食べ物への執着が肥満につながる!?
さらに興味深いことに、精神的なストレスと食事の行動の関連性があまり見られないと回答した方の犬は、芸などをせず日常的におやつをもらっていたそう。肥満の犬は、食べ物への執着が強く、ついつい食べてすぎてしまう傾向があるのかもしれませんね。
ストレスを抱えたら、犬もハイカロリーなものが食べたい?
ちなみに、ヒトの場合ストレスを溜めて食べるものというえば、ピザやアイスなどハイカロリーなものですが、犬にはそいった傾向はみられないとか。この部分は、人間とは違うようです(笑)。
肥満がストレスと関連しているというのには、ビックリ! 普段は自由気ままに楽しそうにしている犬たちも、実は色々な悩みを抱えているのかもしれませんね。
※あくまでも研究結果は一説であり、その真意を確定するものではありません。