愛犬の介護に備えよう✨心構えとケアの基本とは?

健康2021年12月10日by 大谷幸代さん

ふとした瞬間にワンコの老いを実感することがあります。歩き方がゆっくりになった、若いころよりも目尻が下がって優しい顔立ちになった、白髪増えた、なかには昔より甘えん坊になったというワンコもいませんか?

一緒に過ごしてきた日々を愛おしく感じる一方、介護やシニアライフへの漠然とした不安があることも事実ですよね。この記事では、老犬の介護について、家族の心構えや基本的な暮らし方について解説していきます。

※老犬の「食生活」に注目し、ポイントを解説したブログ記事はこちらをご覧ください

老犬に適切な食事量や頻度はどれぐらい?

シニア期の犬たちに起こる身体的変化

犬は人間の約7倍ものスピードで老化が進むといわれています。加齢とともに身体機能が低下し、先週までできたことができなくなったり、これまで当たり前だったことを拒否したりと、日常生活にも様々な変化が起こります。トイレの失敗や夜泣き、無駄吠え、噛みつきなどで家族を困らせてしまうこともあるでしょう。歳をとったワンコのお世話や介護は、大変さから苛立ちを覚えてしまったり、そんな自分に罪悪感をもってしまいがちです。

老化が始まったワンコの身体には、どのような変化が起きているのでしょうか?

  • 体内時計の乱れにより、昼夜の区別がつきにくくなります。
  • 視覚、聴覚、嗅覚が鈍くなり、周囲の状況を把握できなくなったり、家族と他人を混同してしまうことがあります。
  • 心身の不調から警戒心が強くなり、攻撃的になることがあります。
  • 消化吸収機能の低下により、食欲の減退や下痢・嘔吐が高頻度になることがあります。
  • 排尿機能の低下により、トイレが少量で複数となったり、場所の失敗、トイレ後に体が汚れてしまうことがあります。

辛い状況ですが、この変化は時間の経過で改善に向かうことはありません。ワンコ自身も、思うように動かすことのできない自分の体にジレンマを抱えているのです。上述のシニア期を迎えたワンコが起こすあらゆる行動や反応の原因を理解し、“仕方がない”ことだと考えて接するようにしてみましょう。介護全般に対する心構えのヒントが見えてくるはずです。

トイレに関するお悩み!衛生・確実な介護法は?

介護を始めるきっかけは、トイレの失敗が増えたからというご家族が少なくありません。年を重ねると、これまでシート上できちんとできていたり、トイレは散歩中に100%済ませていたとうワンコが、室内で排泄してしまうことがあります。

これは、加齢による排尿機能の低下(下半身の筋力・膀胱/尿意の認知機能の低下によるもの)が原因です。長時間トイレを我慢したり、尿意を早めに感じ取ってトイレまで移動することが難しくなり、意思と関係なくその場で排泄してしまいます。

この問題を解決するオススメの方法は以下5点です。

  1. トイレ設置場所の見直し
    多くの時間を過ごすベッドやサークル周辺など、尿意を感じたらすぐにたどり着ける場所にトイレを設置しましょう。
  2. 定期的なトイレへの誘導
    寝起き・食後・飲水後・軽い運動の後などに、家族がワンコをトイレに連れて行きましょう。
  3. 散歩の頻度をあげる
    1回あたりの散歩の所要時間を短時間にして回数を増やし、トイレの機会を増やしましょう。
  4. トイレ後に褒める、ご褒美をあげる
    トイレが正しい場所でできた時はおおいに褒め、ワンコに生活習慣の維持を促しましょう。
  5. オムツを着用する
    ペット用オムツを利用し、夜間や留守中のトイレの失敗を予防すしましょう。

トイレの介護はワンコはもちろん、家族にも負担がかかりすぎないよう、工夫してこの5つの方法を組み合わせ、生活に取り入れてゆきましょう。

シニア犬は短めカットがオススメ

併せて、排泄後に汚れが付きやすいお尻周りや尾の被毛を短めにカットしておくと、お手入れが簡単に済みます。排泄後の汚れのお手入れには、水のいらないシャンプーとペット用ウェットティッシュを常備しておくと、汚れてしまった部分だけをすぐにお手入れできるので便利です。

食事はわがまま放題でOK!甘えん坊こそ長生きの秘訣

もっと食べて欲しいのに食事を残しがちだったり、大好物でさえ口にしてくれないなど、介護と食事のお悩みは深刻になりがちですが、あえてワンコを甘やかすことも大切です。

気分が乗らないようであれば、無理に完食を求める必要はありません。数時間経ってから再度食事を用意したり、食事を器に入れ、愛犬の目に着きやすい場所に置いたままにしてもよいでしょう。家族がそばに居ないと食べない、食事を手で口元に運ばないと食べないなどのワガママも、存分に発揮してもらいましょう。

規則正しさや、整った栄養バランスは食事において重要なポイントですが、介護中のワンコの気持ちを考えると優先事項ではありません。

ワンコの食欲に一喜一憂したり、食べ残した食事を前に悲しそうな顔をする家族の姿は、自分自身の健康状態や気持ちよりも家族の想いや期待を優先してしまう習性をもつワンコたちを追いつめてしまうのです。

食べない場合は食べるものを探してみたり、動物病院に相談してみるなど、気軽に、前向きに「食べない問題」に取り組んでゆきましょう。

お散歩はよい気分転換!継続しよう、お出かけ習慣

ワンコがなかなか歩かなかったり、歩くのに時間がかかっている姿をみると、足腰への負担も考え散歩は控えてもよいと考えてしまいがちですね。室内で窓越しにあたる日差しで満足し、気がつけば何カ月もお出かけをしていないというご家族もいるかもしれません。

加齢による足腰の弱りで、以前のように軽やかな歩調でお出かけを楽しむことはできませんが、キャリーバックやスリング、ペットカートを使いこなせば散歩やお出掛けは十分可能です。遠出をしなくとも、近所の公園や芝生にレジャーシートを敷いて寝転がれば、体中に日光を浴びることができ、心も体もリラックスできます。街の雑音や他犬の臭い、移ろいゆく季節の香りを体感することで、若く元気いっぱいだった頃をワンコも思い出すことができます。

歳をとったからと諦めるのではなく、今でも家族で楽しめることは何か、視点を変えて考えてみませんか?

天気のいい日は外に出掛け、リラックスして大切な時間を一緒に過ごしましょう。

1番長く過ごす場所!ベッドは通気性と感触が大事

ワンコにも、それぞれ姿勢や寝方の癖があります。介護が必要なワンコは自力で寝がえりをうったり、こまめに立ち上がり居場所を変えることができません。結果、同じ姿勢で長時間過ごすことが増え、いつも床面に接している体の部位や関節部分に床ずれが起こりがちです。

床ずれができてしまうと、完治までに長い時間がかかるうえ、辛い痛みも伴います。床ずれを防ぐため、家族の補助で寝がえりや体位変換を行うことはもちろん、

  • ベッドを数センチメートル底上げし、床面にこもりがちな湿気を解消する
  • 靴下やサポーターを着用し、身体の特定の部位への負荷を軽減する
  • 枕を使い、頭部を自然な向きに保つ

といった方法もオススメです。

ベッドを底上げするにはスノコを敷いたり、フレーム付きベッドなどが手軽でオススメです。

ベッドはワンコが一日で一番長い時間を過ごす場所ですが、その下には湿気がこもりがちです。ワンコの体温で温度が一定以上に保持され続けると、通気性の悪さもあいまって雑菌の増殖や気になる臭いの発生、カビにつながることもあります。数センチメートル底上げをするだけで、通気性が各段に向上し、ベッド周りが衛生的で快適な空間に変わります。ちょっとした工夫でワンコも家族も快適さをアップできるのでぜひ取り入れてみてください。

ワンコの介護にはペット用製品だけでなく、人間用介護用品や乳幼児用用品も活躍します。例えば裏面が防水加工されたシーツをベッドに敷いたり、足や腕の間に挟むための小型の枕はワンコの姿勢を保ちたい時に便利です。同じ姿勢が長時間続くことで、こすれがちな足腰の関節部には小さなサイズのサポーターを巻くとクッション代わりになり皮膚や関節への負担を軽減できます。

便利な用品を上手に取り入れながら、ワンコも家族も負担を軽減することを心掛けてみてください。

介護にはパートナーが必須!頼りになる専門家を確保

トイレの介助や歩行の補助、数時間おきの体位変換など、特別なお世話(介護)が必要なシニア期のワンコとの暮らしには、頼りになるパートナーの存在があると心強いです。

  • 往診可能な動物病院
  • 夜間診療を受け付けている動物病院
  • 老犬介護の経験が豊富なペットシッター
  • 老犬専門のペットホテル

など、家族の想いを理解しつつ、専門的な知識、技術を持つ人や機関を調べておくと安心です。留守中の対応はもちろん、介護の合間に息抜きをしたい日や、家族にもワンコにも負担がかかりがちなシャンプー施術を依頼するのもよいでしょう。もしもの時にいつでも相談や依頼ができるよう、あらかじめ連絡先を調べておくだけで気持ちが軽くなりますよ。

疲れ切った顔でワンコと家に閉じこもってしまうのではなく、パートナーの協力を仰ぎ、いつでも笑顔で居続けることもワンコにリラックスした老犬期を過ごしてもらう秘訣です。

記事執筆&監修:
大谷幸代さん大谷幸代さんドッグトレーナー

大学在学中にイギリスへの短期留学を経験し犬とのライフスタイルを学びペットビジネスの世界へ。20年以上にわたり生体販売、トリマー、トレーナー、店舗開発、成田空港内ペットホテル開業にと従事。現在は3匹の保護犬と1匹の保護猫をパートナーにペット用品の開発、コラム執筆、専門学校講師として活動中。

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