【ドッグトレーナー監修】福を願って！ワンコと初詣に出かけよう

ライフ2022年12月28日by 大谷幸代さん

愛犬の健康祈願や肉球イラスト付お守りの販売など、ワンコと楽しめる初詣スポットが年々増えているため、「１年の始まりは家族で祈願を！」と予定を立てている方も多いのではないでしょうか？この記事では、ドッグトレーナーの大谷幸代さん監修のもと、初詣を存分に楽しむために知っておきたいしきたりや必要な持ち物について解説します。

知っておきたいマメ知識📝神社やお寺とワンコの関係性🐶

神社やお寺には安産の神様として犬が祀られていたり、狛犬が設置されていたりしますが、日本の宗教のなかには犬に限らず四足の動物は不浄な存在とされ、神様に近づくことをよしとしない考えもあります。ひと昔前までは、初詣や日常での参拝もちろん、散歩中であっても境内に犬を連れて入ることは、好ましくない行為と考えられていました。

しかし、近年は犬も家族の一員とする風潮が広まり、一部の神社やお寺では愛犬との参拝を受け入れ、積極的に初詣や健康祈願を行うことが増えてきています。ワンコと初詣に出掛ける時は、事前に「犬の入場・参拝」が可能かどうかを確認し、出発しましょう。

犬連れOKでも守るべき参拝時のマナー

ワンコの入場や参拝がOKな神社・お寺でも、犬が苦手だったり、動物アレルギーのある方はもちろんいらっしゃいます。皆が気持ちよく参拝できるよう、犬連れOKの場所でも以下に挙げるような点は特に配慮しましょう。

他者に愛犬を近づけないようにする

初詣は着物の着用などいつもよりオシャレをしていたり、特別なアイテムを身に着けている方の参拝が多いです。無暗に愛犬を近づけることで相手の洋服や持ち物を汚してしまうこともあり得ます。このような場では愛犬と他者との距離は適度に保つことも必要です。
他犬や人への無駄吠え、威嚇を制止する

人混みや普段とは違う雰囲気に愛犬が興奮してしまい、つい激しく吠えたててしまうこともあるでしょう。そんな時はその場から離れ、5～10分程度周囲を歩き回るようにしてみましょう。気になる人や犬、匂いから遠ざかることで自然とワンコのテンションもトーンダウンし、いつもの落ち着きを取り戻してくれます。

飲食店や飲食販売の屋台を利用する際は、愛犬を飲食物へ近づけすぎないようにする

愛犬が焼き鳥の串を飲み込んでしまったり、ネギやチョコレートを口にしてしまうなど、混雑する屋台周辺では思わぬ拾い食いによる事故も多発します。また、ワンコと食べ物を分け合うことや、テーブルに近づける行為を不快に感じる方もいます。自宅や犬連れOKな場所とは異なる、周囲への配慮を心掛けましょう。
愛犬のトイレの片付けは必ずおこない、ゴミは持ち帰る

初詣のように混雑する場所では、ついワンコへの注意が散漫になりがちです。鳥居や国宝などに気がつかない間にマーキングをしてしまう場合もあるので、マナーベルトの着用やキャリーバックでの移動も検討しましょう。

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参拝時にあると安心！便利なグッズ

ワンコと初詣に出掛けたものの、思わぬ出来事に残念な気持ちになってしまったという声がたくさんきかれます。

寒さでワンコが風邪をひいてしまった。
石段や階段でカートが使えず、お参りを諦めた。
あまりの人混みでワンコを連れ歩くたびに不安や危険を感じた。

初詣は大勢の人が一か所に集まるため、雑踏の中では足元にいる小さなワンコに気がつかず、すれ違いざまに衝突してしまう事故も起こり得ます。以下3点について事前に確認し、準備を万全にしておきましょう。

ワンコが入場できるエリアの確認
神社ごとに犬の入場可能エリアが決められています。入場は可能だが参拝はNGという場合もありますので詳細を確認しましょう。
カートやキャリーバック、スリングなど安全に移動できるアイテムの準備
交通手段やお参り先での移動を考え、カートとスリング両方を持参し、場所に合わせて使い分けると安全にお参りを楽しめます。
洋服や使い捨てカイロなどワンコの防寒対策グッズ
厚手の洋服やキャリーバック内に使い捨てカイロやブランケットを入れるなど、防寒対策も忘れに。

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