愛犬の運動量、足りてますか?暑い日が続くと、クーラーの効いた家にこもりがちで、私たちもワンコも運動不足になりがちですね。
WANTIMESでは、ワンコと家族の健康な毎日のため、ドッグトレーナーの大谷幸代さん監修のもと、適切な運動量やおすすめのエクササイズを全2回に渡り解説します。第1回はワンコからの運動不足のサインや適切な運動量、散歩以外のエクササイズの必要性についてです。
第1回「【専門家監修】散歩だけで足りてる?愛犬の適切な運動量」←この記事です。
うちの子に適切な運動量ってどのぐらい?
小型犬なら毎日5分、大型犬なら毎日1時間以上など、散歩時間の目安を耳にしたことがある方も多いでしょう。この数字はあくまでワンコのサイズごとの運動量の目安です。愛犬にとっての必要な運動量は、以下の項目によって変化します。
・年齢
・体形
・健康状態
・性格
・散歩以外の時間の過ごし方
・食事から摂取するカロリー量
また、犬に必要な運動量を考える時は、費やした時間だけでなく、内容の考慮も大切です。
お馴染みの道を家族の歩調に合わせてゆっくり歩く1時間と、ドッグランで他犬と全力でじゃれ合い遊ぶ1時間では、運動によって消費されるカロリーも気分転換の度合いも異なります。たとえ5分の短い散歩でも、犬友達に会えたり、顔なじみのご近所さんに挨拶したりといった刺激があれば、充実した時間となるでしょう。
成長フェーズ別だと、例えば以下のようなアレンジがおすすめです。
子犬
毎日違った時間帯、道順で色々な場所を散歩してみる。
成犬
近所の犬友達との交流はルーティンとし、休日はドッグランなど、いつもと違った特別な運動にも挑戦する。
老犬
短時間の散歩に何度も出掛けるスタイルに変更し、身体への負担を抑える。
適度な運動量で健康的な暮らしを送っている犬は、引き締まった体形をしており、艶のある手触りの良い被毛をまとい、イキイキとした表情で活発に動きます。運動に費やした時間と内容を鑑み、この状態をキープすることを目指しましょう。
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愛犬の運動不足のサイン
運動量が足りているかどうかは、愛犬を観察することで見極められます。以下のチェック項目の中で当てはまるものがあれば、それは愛犬からの運動不足のサインです。
身体的な特徴
・肥満気味である
・毛艶や被毛の手触りが悪い
犬の運動不足は単に肥満リスクが高まるだけでなく、新陳代謝の低下も招きます。毎日昼寝ばかりの暮らしで体の機能が十分に活動しない状態が続くと、内臓機能の低下が起こり、目に見える形で皮膚や被毛にもハリが無くなってゆきます。
生活全般や挙動の特徴
・昼寝ばかりしているなど、生活に覇気がない
・家族の行動や呼びかけへの反応が薄い
・突然、ハイテンションで暴れまわる
・噛みつきや威嚇など、攻撃的な態度を見せる
近年、犬の無気力症が注目を集めています。これは単調な暮らしで十分な運動ができず、生活に喜怒哀楽を感じないことで生きることへの諦め感が増している状態です。
朝夕の散歩以外、昼寝以外に何もすることが無いという暮らしは、犬にとって想像以上の負担です。このような状況で、苦手な爪切りやブラッシングなど、犬が不快に感じる行為を家族が済ませようとしたりすると、ストレスが限界値を超え、周囲に攻撃的な態度を見せるようになるのです。
運動不足が長引くと、毎日の暮らしから活力が失われてしまい、ストレスが増大します。愛犬にいつまでも元気に明るく暮らしてもらうために、散歩を軸として適切な運動量を継続的に確保していく事を心がけましょう。
<関連記事>【専門家監修】犬のストレスサインと対策 専門家に相談!犬が手足をなめるのはなぜ?
散歩以外のエクササイズで生活に彩りを
私達の暮らしには、仕事や家族・友人との会話、テレビやスマホなどメディア、読書に映画と多様な情報があり刺激で溢れていますね。世界中から新しい情報が続々と届き、喜怒哀楽にあふれています。一方でワンコたちはどうでしょうか?日常生活では、犬にとっての主な情報収集の場は散歩です。
犬は縄張り意識を持つ習性があり、毎日同じルートを歩く散歩は大切な生活習慣です。自分の生活圏(=縄張り)を見回ることで、他犬の存在や季節や環境の変化など様々な情報を収集しています。鋭い臭覚で、他犬の排泄後の臭いから以下の様な情報を嗅ぎ取ることができているともいわれています。
・個体識別
・健康状態
・年齢
・性別
・その場を通過した時間
・過去に対面したことがあるかどうか
散歩の習慣化は、自分の存在を他犬に知らせるという意味もあるのですね。
ただ、犬にとっての毎日の散歩は、人間にとっての毎日のニュースチェックと同義ともいえます。身近で起きていることや天気、有名人の話題などを情報収集する行為と同じです。気になる話題はあるものの、ニュースのチェックだけで自身の興味関心が満たされ、ストレス発散できるわけではありません。
散歩以外のアクティビティを日常生活に取り入れると、私達が趣味や家族・友人との会話を楽しむように、愛犬にも毎日の暮らしに刺激や楽しみが増えます。
家族がスニーカーを履いたらドッグランへ出掛けるサインだと気がついたり、キャリーバックが用意されたら一緒にお出掛けする日だと感じたりと愛犬は次第に家族の行動に感心を持つようになり、日々ワクワクした気持ちで過ごせるようになります。
暮らしに期待感が溢れるからこそ、しっかりとご飯を食べたり、しつけを守ったり、お手入れでさえも家族とのコミュニケーションと理解しスムーズにさせてくれるようになります。休日や大型連休を楽しみに毎日を過ごす私達と同じですね。
実は愛犬と一緒に楽しめるアクティビティは屋内、屋外共に様々なジャンルがあります。
<屋内>
・ヨガ
・ストレッチ
・知育玩具を使ったトリックトレーニング
<屋外>
・カフェ、ショッピングや旅行などのお出かけ
・SUPやサーフィンなどのマリンスポーツ
・キャンプやトレッキングなどのアウトドア
どれも愛犬と一緒にチャレンジすることができます。次回のブログでおすすめのエクササイズや、健康効果を詳しく解説予定です。ぜひお楽しみにしてください。
<関連記事>わんこと一緒にやってみた🐾SUP DOG(ドッグサップ)編
\専門家からひとこと/
▶摂取するだけでは不十分、栄養素は消費することで効果を発揮!
レオアンドレアの鶏肉フードから摂取できるビタミンA(健康な皮膚被毛づくりをサポートします。)や、牛肉フードからバランスよく摂取できるアミノ酸(筋肉の成長を助けます。)など、愛犬の食事に含まれる栄養素は適度な運動や気分の高揚などによって消費することで効果を発揮します。食事と運動はワンセットと考え、愛犬の健康な体作りをサポートしてゆきましょう。
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