健康には充分気を使っているつもりでも、突然訪れる愛犬の急な体調不良。そんな時、安心して頼れる救急病院は本当にありがたいもの。不定期でお届けする連載「救急病院の先生に聞いた!」では、緊急事態に忘れないで欲しいことや、ついやってしまいがちだけど気をつけるべきことなど、大切な愛犬を守るために私たち家族ができることについて、実際に救急の現場にいらっしゃる獣医師の先生にお伺いした内容をお届けしていきます。
\初回お試し40%オフ/国産カスタムドッグフードのレオアンドレア▶詳しくみる
緊急だからこそ、慌てず持ってきて欲しいもの
まずは、救急病院にかかる時にどんなものを持っていくのが良いか、都内動物病院勤務の伊藤源太先生に教えていただきました。
急いでいる時こそ忘れないよう、今一度確認しましょう。
①現在内服中のお薬
「これは絶対です。同じ検査結果でも、薬を使用している上でその状態なのか、薬は使用していない状態でその状況なのかでその後の見通しが大きく変わってきます。」
②最新の検査結果
「救急現場では検査をする余裕がなく処置に移ることもあります。その際、直近に実施している検査結果がわかると適切な処置・治療が実施しやすくなります。」
③誤食したものと同等のもの
「夜間救急の現場で遭遇する機会が非常に多いのが、異物の誤食です。いつ・何を・どのくらい食べてしまったのかによって実施する処置が変わってきたり今後の見通しが変わってきます。またそれがレントゲンに写るかどうかがわかれば、食べてしまったものが体のどこにあるのか判断がつきより正確な治療ができるようになります。もし食べてしまったものと同じものがあれば病院まで持ってきていただけると助かります。」
おやつに、ご褒美に。大人気の国産無添加ジャーキーはコチラから!
救急病院あるある・家族が防げる緊急疾患
「異物の誤食は非常に多い緊急疾患の一つです。気をつけていても食べられてしまったというのは仕方ないですが、意図して与えたものにより命を危険に晒してしまうこともあります。りんごの角切りが食道に閉塞してしまったり、とうもろこしを芯ごとあげて腸閉塞を起こしてしまったりするケースはその代表例です。犬は人のようによく噛んで飲みこむということはしません。ドッグフード以外のものを与える際は、必ず細かく刻んで与えるようにお願いします。細かくですよ!」
まさか愛犬を想って与えたもので緊急事態に、、ということも、意外とよくあるようです。
「犬は人のようによく噛んで飲み込むということはしない」というそもそもの習性を理解して、溶けないものは思っている以上に細かくしてあげることを忘れないようにしましょう!特に、お祝いのケーキの飾り付けなどいつもと違ったものを用意する時には気をつけたいですね。
次回は緊急病院で勘違いされがちなことや、ご家族にお願いしたいこと、知っておいて欲しいことについてお届けします。