SNSやレオレアコンシェルジュには、お客さまから日々様々な質問が届きます。【レオアンドレアお客さま相談室】では、そんな質問をご紹介♪ みなさんにより安心してワンコに食べてもらえるものにしたいと思っています。
今回ご紹介する質問は、「食事の後、愛犬がドッグフードを吐いてしまいました」という質問。なぜ犬は嘔吐するのか、状況別の原因と対処法を解説します。
病気のサインとは限らない! 犬が嘔吐する理由
そもそも、イヌ科の動物はとても簡単に嘔吐できるよう体ができています。嘔吐をすることで危険や有害性のある食べ物から身を守るためです。
また離乳期には母犬は食べ物をあえて子犬の前で吐きだし、消化途中の食べ物を子犬に与え離乳を促す習性もみられます。犬の嘔吐は必ずしも病気のサインではなく、生理現象であるということを知っておくと安心でしょう。
\香料や保存料不使用/フレッシュ食材の栄養やうまみが活きるレオアンドレア ▶︎詳しく見る
愛犬が嘔吐物にどんな反応をするかをチェック!
愛犬が嘔吐してしまった時は、「愛犬の嘔吐後の行動」に目を向けてあげましょう。ポイントは嘔吐物をどのように扱うかです。
状況別嘔吐の原因と対処法
確認したい嘔吐後の反応は、次の3つ。各状況ごとに原因と対処法を解説していきます。
- 嘔吐物を口にしようとする場合
- 嘔吐物を避ける場合
- 日常的に食べたもの(ドッグフードなど)を吐いてしまう場合
パターン1 嘔吐物を口にしようとする場合
もし愛犬が嘔吐物を再度口にしようとする場合、愛犬が単なる生理現象として嘔吐してしまったという可能性が高いです。
原因:早食い、食事以外のことに夢中になり喉に詰まらせた
考えられる嘔吐の原因には
- 勢いよく食べてしまい喉に詰まらせてしまった
- 食事の最中に別の事に夢中になり、焦ってしまった
(多頭飼いの場合、他犬への警戒や威嚇がきっかけになることもあります) - 食事の最中に玄関チャイムや家族の帰宅などテンションが上がる事態が起きた
などがあります。
つまり人間であれば軽くむせた程度と考えてよいでしょう。
対処法:嘔吐物を食べるのはごく自然な行動。まずは様子をみる
嘔吐物を食べようとした場合は、まずは様子をみて、愛犬の行動に任せてください。犬は、必要量は食べ、不要な分は自ら食べ残します。
一旦嘔吐したフードは、胃液でふやけ柔らかくなっていて、次に口に運ぶときはスムーズに飲みこむことができ、落ち着いてから再度食べようと考えるのも自然な判断です。家族が大急ぎで片づけてしまうと、愛犬は家族の行動を理解できず、ストレスさえ感じてしまうでしょう。
丁寧な製法で食材のうまみしっかり!国産カスタムドライフードのレオアンドレア ▶︎詳しくみる
パターン2 嘔吐物を避ける場合
一方で、愛犬が嘔吐物から遠ざかったり、顔を背けるといった様子をみせる場合は、愛犬が何等かの不調を抱えているサインです。
病院にいく必要があるかもしれません。
対処法:原因はさまざま。まずは繰り返しの嘔吐を防ぐ
まずは、そっと嘔吐物を片付けてあげましょう。この時、決して叱ったり、愛犬を抱き上げ必要以上に構ったりしてはいけません。そっと静かに、安静にさせてあげることが愛犬のためです。また、繰り返しの嘔吐による症状悪化を防ぐために、
- 6時間程度の飲食を控える
- 運動や興奮を控える
- サークルやクレートで安静に過ごさせる
と対処してあげましょう。
不調のときは、嘔吐直後に水を飲ませたり食べ物を与えたりしない
嘔吐直後に飲水をさせたり、空腹しのぎにオヤツやより嗜好性の高いフードを与えることで、胃腸をさらに刺激してしまい再度嘔吐を繰り返すことがあります。
嘔吐を繰り返すことで、体内の水分量が低下し脱水症状に至る危険があるので注意しましょう。数時間経過後、愛犬の様子を見つつ、少量の飲水や食事をあたえ様子を見てあげましょう。
ただし生後6カ月未満の子犬の場合、嘔吐や脱水症状、断食による低血糖の危険性も考える必要があります。愛犬の様子に不安や異変を感じる場合は早急に動物病院に相談をてください。
わんこの消化を助ける丁寧な製法のレオアンドレア ▶︎ 詳細はこちら
パターン3 日常的にドッグフードを吐いてしまう場合
原因:ドライフードが胃の中で膨張し、胃の容量を超えたため
繰り返し吐いてしまう原因の多くは、一度に大量に与えたり、早食いをするなどです。
一般的なドライフードは品質保持の観点から含有水分量を最小限まで抑えているため、胃腸内で水分を吸収すると3~5倍に膨張します。食事の後に、胃の中で膨張し、胃の容量を超えたため吐き出しているのです。
対処法:ゆっくりと時間をかけて食べる環境を作る
たびたび嘔吐を繰り返してしまう、食事をすぐ食べきってしまう場合は、以下のような方法で胃にドッグフードを詰め込まないようにしましょう。
- 早食い防止食器で食事を与える
- 知育玩具を食器代わりに活用する
- 1日の食事回数を3~5回に増やし、少量多数回の食事スタイルに変更する
繰り返し嘔吐する場合は病院へ
嘔吐は生理現象ではあるものの、繰り返すことで体力の消耗や食欲不振にもつながりかねません。特に幼犬や老犬、病中病後は軽視することで、別の不調を引き起こしかねません。
愛犬が繰り返し嘔吐をする場合、嘔吐以外にも下記症状がみられる場合は早急に動物病院へ相談をしましょう。
- 咳
- 鼻水
- 目ヤニ
- 元気がない、ぐったりとしている
- 胃液を繰り返し吐く
- 下痢
- 発熱
犬の嘔吐の多くは、生理現象です。愛犬の様子に異変がなければ、まずは落ち着いて様子を見て、対処しましょう。