チワワ
- 原産地:メキシコ
- 毛:ダブルコート、ロングコート、スムースコート
- 毛色:マールカラー以外の全ての色調
- 別名:特になし
- 体重:1.5-3kg
特徴
チワワは小柄でありながらも、体型はがっしりとしています。アップルヘッドと呼ばれる丸みの帯びた頭と、適当な長さのカーブした尾が特徴的です。テリアのように用心深い一面もあります。歩幅はあまり大きくはありませんが、すばやく、軽快な動きをします。
光沢のある柔らかな短毛のスムースタイプと、柔らかくまっすぐか、ウェーブのかかった長毛で耳の縁に飾り毛があるロングタイプがあります。
歴史
チワワは世界最小の犬種で、その起源を語る際いつも論争が絶えません。 広く知られているのが、中南米に昔からいた小型犬「テチチ」が祖先犬という説。 9世紀頃、メキシコを支配していた先住民、トルテカ族は、テチチが死んだ人の魂を黄泉の国に導いてくれると考えていました。宗教的な理由からテチチは時々生贄にされていましたが、家畜としても飼われていました。 後に、トルテカ族はアステカ族に征服されますが、人々はテチチを飼い続け、大切に扱っていたと考えられています。 テチチからチワワへの経緯や、起源に関しては、諸説ありますが、19世紀半ばにメキシコのチワワ州で小さな犬が発見され、それがアメリカに渡って、今のチワワになっていったと考えられています。
気質と管理
とてもやんちゃな性格なチワワですが、主人に対しての忠誠心が大変深いです。
しかし、負けん気が強く独立心、自己主張も強いので、甘やかしてばかりいるとわがままな犬に育ってしまいます。
感情の起伏も激しく、神経質で臆病な面もあるので、しつけの際は叱ってばかりでは逆効果。うまく褒めながら根気よくしつけを行ってください。
体が小さく活発なので、室内を動き回るだけでも十分な運動量になります。
飼い主と一緒に庭の散策や短い散歩を好むので、連れ出してあげると大変喜びますが、寒さを嫌い、温かいところを好むので、飼育環境は屋内が必須です。
お手入れは、スムースコートなら少し湿ったタオルで適度に拭いてやる程度。ロングコートなら週に2~3回のブラッシングをしてあげましょう。
健康と食事
気をつけたい病気としては口蓋裂、泉門開存、膝蓋骨脱臼、眼疾患、低血糖症が挙げられます。
また、はしゃぎすぎて骨折や脱臼をすることもあるので、高いところから飛び下りないように注意してあげる必要があります。
小さな見た目同様に繊細な体質なチワワは、ストレスが重なる事で食事を食べず、低血糖になってしまうことも。添加物が少なく、天然のタンパク質が多いフードは、嗜好性を高め、吸収性にも優れているので、健康維持のために大変お勧めです。