Category: 保護活動
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2019-09-09 16:21

【動物愛護週間インタビュー】アニマル・ドネーション代表理事 西平衣里さん

こんにちは、レオアンドレアスタッフMです!

9月20日から26日の動物愛護週間。この機会に、大切な愛犬との付き合い方から少し視野を広げて、動物愛護のことを考えてみませんか?

レオアンドレアでは、昨年に続き、皆さんに購入いただいたフードの一部を寄付する「つながるプロジェクト」を実施。今回のブログでは、本プロジェクト実現にあたりお世話になったオンライン寄付サイト『アニマル・ドネーション』代表理事の西平さんに、日本の動物愛護についてお話を伺いました。

まだまだ発展途上の日本の動物愛護への取り組み。あまり馴染みがない私でも理解できるよう、分かりやすく説明していただきましたよ!

今回お話を伺ったのは、、

西平衣里 (にしひら・えり)
公益社団法人 アニマル・ドネーション 代表理事。動物福祉活動をする団体と寄付を通じて団体を支援したい人をつなげる、オンライン寄付サイト『アニマル・ドネーション』を運営する。
アニマル・ドネーション:http://www.animaldonation.org

日本における動物愛護を取り巻く環境についてどうお考えですか?

動物保護法改正。保護犬・猫の認知もあがった

私がアニマル・ドネーションを始めた8年前(2011年にサイトオープン)、「保護犬」と聞いて何のことだか分からなかったりする人がいましたが、いま保護犬というと多くの方が認知している。そういった意味では、保護活動の認識が変化してきているかもしれません。

実際に、犬猫の殺処分数も、平成29年度は4万3,216匹と、未だに多くの命が失われていますが、毎年数が減っています。*環境省調べ

この数字の立役者は、なんといっても保護活動をする人たちです。
最近では、保護活動も多様化して、動物保護センターからの引き取りに加え、ブリーダー崩壊、多頭崩壊、一般の方からのレスキューなどを行っています。このように、飼育が難しくなった際、救える手立てが増えたのはいいことですよね。

また今年の6月に成立した改正動物愛護法では、これまで、刑法の器物損壊罪よりも罪が軽かった動物への虐待罪(殺傷)が重くなったり、犬猫へのマイクロチップが義務化になったりと、新しい一歩が踏み出せたのではないかと思います。

■動物愛護法改正案の主な内容
・犬猫へのマイクロチップ義務化
・生後56日(以前は49日)の犬猫販売禁止
・虐待罪の厳罰化
5年以下 500万円以下の罰金(以前は2年以下 200万円の罰金で)

「動物の立場に立って考える」海外の基準に比べると日本はまだまだ

とはいえ、海外に比べると、日本はまだまだ発展途上です。

アニマル・ドネーション「国別の法比較」より

例えば、動物の定義の仕方。日本では、動物は「命あるもの」とされていますが、EU、フランスでは、感受性のある存在として認められています。

ドイツでは、犬の尻尾の振り方などからどんな感情を表現しているかを、小学生に教えたり、スイスでは群れで生活する動物が一頭で保護された場合、複数で飼育せねばならないという法律があります。

先進的な国では、動物がこの状況に置かれたら、どんな気持ちになるのか。その動物の立場にたって考えることが徹底されているんですね。

このように、動物に対する人間の考え方も、変えていかなければ、日本の動物愛護問題の根本的な解決はできないように感じます。

私たちには何ができるのでしょうか? 初心者でも始められる保護団体の支援方法を教えてください。

電気代や、いらなくなった本や物品で寄付ができる!


最近では、様々な形の支援方法が生まれています。まずは手軽なものから始めてみるのはいかがでしょうか。

電気代が寄付できる「どうぶつでんき」や、いならくなった本や物を売って寄付するブックオフの「キモチと。」。動物保護施設のほしい物を届ける「Amazon動物保護施設 支援プログラム」など、より手軽に、色々な形で寄付をすることができるようになっています。

アニマル・ドネーション では、購入した商品の一部が寄付になる「イイコト」企画もあります。多種多様な企業が参加しているのでぜひチェックしてみてください。

業務を細かく分担。ボランティアにも参加しやすく

最近ではボランティア活動も、業務が細分化され、参加しやすくしている団体も増えています。

例えば犬猫の保護団体「ちばわん」さんでは、運搬ボランティア、イベント運営ボランティア、一時預かりボランティアなどに分けていて、効率的に役割分担をしています。

参加するか迷っている方は、保護活動団体であればぜひ一度譲渡会に参加してみたり、既に活動している知り合いに話を聞いたりしてみてください。まずは活動団体の雰囲気を知れば、ボランティアのイメージがしやすいはずですよ。

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2019年6月の動物愛護法改正が成立、殺処分される犬・猫の数が毎年減少。依然として課題はあるものの、日本の動物愛護は一歩ずつ、前に進み始めています。

この歩みをさらに進めるためにも、身近に大切に守りたい存在がいる飼い主として、動物愛護を知ったり、寄付やボランティアなど支援をしたりして、関わっていくことが大切なのではないでしょうか。

特に海外事例のお話を聞いて、動物を大切に想う気持ちも、学ぶことがまだまだ沢山あるなと実感。愛犬との関わり方も、自分が犬の立場だったら、嬉しいか、嫌な気持ちになっていないかを考える。まずはそんなことから始めてみたいと思いました。

9月20日〜9月26日の動物愛護週間に合わせ、レオ&レアでも微力ながら保護犬たちをサポートするチャリティプロジェクトを実施することになりました。「つながるプロジェクト」を通じ、レオ&レアをご利用いただいてる皆様からの売上の一部を、殺処分問題に取り組むちばわんをはじめとした保護団体へフードとして寄付いたします。